経営力を高める為の営業再設計コラム ~ 明日の営業力を高める気づきをめざして ~

2024.01.15  第226回 改めて考える 経営とDXの関係

━【 今回のテーマ 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

改めて考える 経営とDXの関係

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沖縄県中小企業診断士協会

年末納会で会員さんからのひとこと

 

「大森さん ここでは「DXって何?」という

経営者はたくさんいますよ。

彼らは、DXはデシタル…ではなく

 デラックスの略と思っています(爆笑)」

 

信じられないお話が、次々とでてきました。

 

例えば…

 

IT専門でバリバリの診断士

支援先は従業員100名の会社

給与は振込ではなく現金です。

 

総務が金種表を作成、封筒に入れて

上司が部下に手渡しています。

 

大森言

「従業員100名ですよね!」

思わず耳を疑いました。

 

心の中で「昭和のシステムか!」と

 

年配の窓口相談の先生

名刺の肩書は、IT専門指導員ですが、彼曰く

「ITを熱心に薦めてはいません」

 

その理由を聞くと、

相談依頼の会社の理念や業績を

まず確認すると言われました。

 

「どんな会社をめざすのですか?

 今期の業績は?今後の予想は?」

 

経営者の資質や価値観を見ながら

雑談交え、提言するそうです。

 

「最後は『人と人』、ITなんか気にしないで

今のままでいいんじゃないですか?

変わる事で人間関係もぎくしゃくする」

 

年齢から感じる含蓄のある言葉は

安心感のオーラがありました。

 

時代の流れに合わせて

変えなければいけないこと、変えてはいけないこと

 

この舵取りの基本にあるのは

「経営者」の価値観(理念)と成績表(決算書)

 

改めて、DXは理念実現に向けた手段

目的ではないことを再確認した貴重な時間でした。

 

貴殿は、DX を推進する前提の価値観と成績表を

どこまで見て推進していますか?

 

今回も最後までお読みくださりありがとうございました。

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