経営力を高める為の営業再設計コラム ~ 明日の営業力を高める気づきをめざして ~
2023.10.15 第220回 DX時代 研修体系 その前に
━【 今回のテーマ 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
DX時代 研修体系 その前に
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創業して10年、猪突猛進で進むSIerさん
次の10年にむけ、自由な中にも
会社としての組織基盤作りのご支援です。
MissionとVision
抽象的な内容からスタートし
具体的な社員の育成までやっと到達。
ここでは、研修内容や研修スタイル
(集合、E- Learning)が議論されていました。
ただ、少し気になったのは
研修が目的になりつつあることです。
システム会社が、デジタル化支援として
開発の基礎知識やスキルを身につけること、
最新の技術や手法を習得すること、
これらが重要であるのは当然です。
ただ、それだけではなく、
DXの推進を支援する立場として
その上位概念が大切になってきます。
それは、支援先の組織の全体像
システム開発の目的と目標
変革をめざすポイントを理解する。
これらの意識がないと、
開発や技術の習得を通じたデジタル化が
目的になってしまいます。
今さらですが、
DXのXはTransformation(変革)です。
顧客がどのように変革しようとしているのか?
どこに向かおうとしているのか?
我々は、そこをしっかりと抑えた上で
技術やスキルを促さなければいけません。
2023年DX白書のサブ・タイトルは
こんな言葉でまとまっていました。
「進み始めたデジタル
進まないトランスフォーメーション」
貴社の研修体系は、
顧客のトランスフォーメーションを
意識した内容になっていますか?
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。