経営力を高める為の営業再設計コラム ~ 明日の営業力を高める気づきをめざして ~
2016.12.15 第56回 営業マンが年末に考える「長期的視点」の大切さ
━【今回のテーマ】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
営業マンが年末に考えるべき「長期的視点」の大切さ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇━
12月にはいり、街を歩いていますと
いたるところでクリスマスソングが流れており
今年も終わりだな~と感じます。
そんな中で、営業マンは年末まで
目標達成に向け、数字を追いかけています。
年末は、カレンダーを持って
普段面談できない役職者に
会う事のできるチャンスでもあります。
そして仕事だけではなく、家族や趣味など
来年1年の抱負を、頭の中で思いめぐらす
時期でもあります。
年末を迎えるにあたって、
今月(12月)だからこそ営業マンに
数字以外で自問してほしいことがあります。
それは
「貴殿は、何のために仕事をするの?」です。
いきなり、「とんでもない質問!」と思われるかもしれません。
しかし、ここで少し考えてみてください。
来年1年の抱負や目標は短期の目標です。
仕事における短期の目標とは
年間売上目標、月間目標、週間目標、そして今日の目標
これらは、簡単に設定できます。
一方、長期の目標とは
一生の中で成し遂げたい事
一生は無理でも、
3年~5年くらいの期間で達成したい事
この長期的の目標を考える際
きっかけになる質問が
「何のために仕事をする?」なのです。
「今の自分のやっている仕事は長い人生の中で、
どんな意味があるのか?」
「これからの人生の中でどう位置づけるのか?」
これらを考えた上での計画と、
ただ「来年の計画をたてる」では、
雲泥の差があります。
ちなみに、私は2020年の自分を見据え
今年の反省を加えながら、
来年の抱負を考えます。
これは、長期的視点と短期的な視点の
バランスとも言えるかもしれません。
仕事と休息、収入と支出、短期と長期、
何事にもバランスが大切です。
この年末は事務所や部屋の掃除だけではなく、
この「長期的視点」について
時間をとって考えてみてはいかがですか?
用意するものはA4、1枚の紙と鉛筆です。
集中する時間は10分。
本年も、最後までお読みいただきありがとうございました。