経営力を高める為の営業再設計コラム ~ 明日の営業力を高める気づきをめざして ~
2023.02.01 第203回 DX推進 新たな視点を提言する力
━【 今回のテーマ 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
DX推進 新たな視点を提言する力
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「様々なツールを検討しましたが、どれも使えないのです」
某大学院から診断実習を受ける中小企業の社長さん
悩みの一言です。
事業は、コロナの影響を受けることなく伸長
今後の経営課題は、人材育成と業務改善でした。
業務改善では、過去にPKG・RPA・グループウエア等
社長自ら導入に挑戦しましたが、途中で挫折
学生たちも、どんなツールがいいか?
熟考を繰り返していました。
そこで大森は、こんなことを呟いてみました。
「視点を変えて
ツールでの解決策ではなくRFPを作成したら」
RFP(Request for Proposal)の意味は
ご存じの通りです。
よくご存じの方は、「な~んだ」と
思われたかもしれません。
ただ、RFP作成には
大きく2つのポイントがあると認識しています。
(ポイント1)
RFPを、どこまで踏み込んで作成するのか?
これは、企業の規模やIT成熟度によって
変わってきます。
理念やVISIONから見直すのか?
中期経営計画から見直すのか?
販売管理などの業務から見直すのか?
要件定義だけをまとめるのか?
(ポイント2)
中小企業の場合、自社でRFPをまとめる
これ、至難の業なのです。
その理由は、企業がどのようにまとめればいいのか?分らない。
過去に経験がない、時間がない、まとめる担当者がいない。
そこで外部の専門家が、その企業が改善すべき本質を
見極めながら、ポイントを明示する。
過去から培った知見や経験に基づく、
客観的な助言が有効になってきます。
「できない」内容を分析して考える。
「やりたい」内容を整理して提示する。
視点を変える事から、顧客から評価いただける
提言内容を考えていくのです。
ニーズに答えるのではなく、
視点を変えた支援を考える。
貴方は、課題をそのまま受けるのではなく
視点を変える意識がありますか?
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。