経営力を高める為の営業再設計コラム ~ 明日の営業力を高める気づきをめざして ~
2022.06.15 第188回 DX推進で意識すべき〇〇〇〇〇の考え方
━【 今回のテーマ 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
DX推進で意識すべき〇〇〇〇〇の考え方
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某社 開発担当者さんの嘆きの一言
「早急に修正しなければいけないのです」
内容は、10年以上前に構築した某システム
VB6でプログラミング、ただOSWin7は既にサービス停止
Win10での稼働に向け、緊急対応が求められています。
彼の上司とお話をした際、厳しめにお願いした一言
それは
「生産性が向上する仕事をさせてください」
この修正作業、仕事と思いがちですが、
単純マイグレーションは、何の生産性も生みません。
言い換えれば、緊急の突貫工事
実務者は、新しい技術を学ぶ訳でもなく
無事に稼働するように単純移行をしているだけ
そして、うまく移行ができてあたりまえと思われる
周囲からのプレッシャー
この会社、社長名でDX推進の号令がでていますが、
対応している事は、何も変わっていません。
OSのサービス停止は、既に2~3年前にベンダーが公開しており
これらを軽視した経営者の責任は重いと私は考えます。
過去の経緯はさておき、某社とは
これから2~3年先、サポートのExpire(終了)を意識し
前向きなDX推進計画を一緒に考える事になりました。
この件、家に例えますと
眼前の修理も大切ですが、子供の成長に合わせた
リノベーションや引っ越しを考える事も大切です。
1~2年先を見据えて、どうするか?
家もシステム構築も同じなのです。
IT 分野を中心とした調査・助言を行うガートナーグループが発行した
「ハイブリッドな未来の働き方へ」の中に、こんな文章があります。
長期的なIT投資は、一貫した従業員の生産性と…(中略)
オンサイトとリモートワーク全体で拡大していきます。
/wコロナが見えてきた中で、働く環境変化に合わせて
社員の新たな生産性をどう構築すべきか
DXとはあくまでも投資です。
リ・スキリング等、人への投資が最も期待されています。
「日本の人的投資は、世界水準から超低迷」
6月8日の日経新聞1面トップも語っています。
貴社には、長期的なIT投資に向け、
社員の生産性向上に取り組んでいますか?
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。