経営力を高める為の営業再設計コラム ~ 明日の営業力を高める気づきをめざして ~
2021.08.15 第168回 DXで考えてほしい2つある双方の磨き
━【 今回のテーマ 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
DXで考えてほしい2つある双方の磨き
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「読みましたよ!赤ペン先生のデータ武装…」
Zoom会議での冒頭、パンチのある雑談からスタート
話題は、私の主宰するFacebook Page
「DX時代のコンサルティング力 今日の話題」
某社赤ペン先生の記事でした。
「なぜ、あんなに簡単にデジタル化ができるのかしら…
企業文化でしょうか?」
これは、大森の個人的な見方ですが…
「2つある双方の磨き」を追求した結果と理解しています。
ここで言う双方、1つめは会員と赤ペン先生です。
同社は通販事業ですので、会員の数等で事業の拡大を狙いがちです。
しかしDX時代を迎え、今は数(量)よりも質(プロセス)
それも会員(生徒)だけでなく、先生の質の向上も重要となりました。
質の部分については、いままで可視化されていませんでした。
というか、可視化できませんでした。
ところが、DXの様々なツールを活用する事で
これらが可能となりました。
タブレットに答えを記入するまでの時間とその内容
AIが機械学習をして、会員の傾向を把握する。
一方、先生の採点方法やコメントを見て、
AIがそのクセや特徴を把握する。
加えて、ビッグデータとして様々な視点から傾向を分析
生徒や先生の潜在能力までもAIが引き出します。
もうひとつの双方、それはデジタルとアナログです。
同社は、DXでデジタル化が進む中
アナログを進化させていく事も忘れていません。
約50年の事業で培った「紙の採点」で得た知見やノウハウを活用しこれに加えて、新しい技術を取り入れて進化させていく。
そんな社内風土があるのではないでしょうか?
会員(生徒)⇔赤ペン先生、アナログ⇔デジタル
急激に変化するDXの波にのり、2つの双方を磨いていく、
企業文化の賜物かもしれません。
貴社は、眼の前にある双方の磨きを意識し
事業をデザインしていますか?
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。