経営力を高める為の営業再設計コラム ~ 明日の営業力を高める気づきをめざして ~
2020.07.15 第142回 営業マンが「不安」になった時、考えてほしいこと
━【 今回のテーマ 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
営業マンが「不安」になった時、考えてほしいこと
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「営業という仕事に自信がありません」
「会社を辞めようと思っています」
厳しい営業という仕事が不安になると
必ず出てくる「退職」という言葉。
私も現場営業20年、その後営業支援22年、
転職や独立で悩んできました。
その気持ちは痛いほどわかります。
本当に疲れている某氏を応援する際、
大森はある事を大切にしています。
それは、
「できる一歩」を一緒に探す事です。
こういう時、アドバイスする人は
「夢をもって」とか
「本当にやりたい事を考えよう!」といった
前向きになる動機づけを考えがちです。
しかし心が凹んでいる時に、こんな話しをしてもダメ
下を向いている時に上を向こうなど殆ど不可能です。
「とても、そんな気持ちにはなれない」が本心。
そこで大森は、本人ができる小さな一歩を
一緒に探すようにしています。
・こんなアプローチをメールで考えませんか?
・新提案に向け、本屋さんにネタを探しに行きませんか?
・一緒にお客さんを訪問しませんか?
全て「一緒に」を心がけています。
この「一緒に」の中から、新しい芽を探しています。
どんな優秀な営業マンでも必ず苦労した時代があります。
夜眠れない。会社に行きたくない。上司の顔を見たくない。
顧客からのクレームで疲れた。究極は死にたい。
苦労のない人は、100%いません。
営業に限らず、仕事とはそれだけ厳しいものなのです。
でも、この時の苦労こそが財産になっていくのです。
眼前で、今までと少し違うできる一歩を
踏み出してみる。
すると「こんな事ができるじゃん!」
新たな発想が生まれて、上を向く
きっかけになっていきます。
断崖絶壁からとび降りたくなっても、
近くの窪みに一旦降り、それから世界を見直す。
皆さんも凹んだ時には、「できる一歩」を探してみませんか?
今回も、最後まで読んでくださりありがとうございました。