経営力を高める為の営業再設計コラム ~ 明日の営業力を高める気づきをめざして ~
2020.07.01 第141回 「営業」として考えるべき攻めのポイント
━【 今回のテーマ 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「営業」として考えるべき攻めのポイント
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「これから営業しなくてはいけないのです」
某氏は、システム関連の仕事
今まで受託で頑張ってきました。
顧客の業績が、コロナで一気に悪化
本年度下期からの仕事がなくなるという事で
途方にくれていました。
これからは、攻めの営業が
求められる時代になってきます。
ただ、今までの「待ち」営業が身についていますと
いきなり「攻め」といっても無理な話です。
話しを聞いていますと、お客様とは良好な関係との事
そこで彼にこんなアドバイスをしました。
「刺さる言葉」を考えてみませんか?
受け身の営業活動に浸っていますと
お客様から次の仕事をもらいたいという
心理が働きます。
その為に
「何か、お仕事ありませんか?」
「いいお話しを!」と付くことで
相手に甘えたり、媚び諂いがちになります。
ここは、何かで先回りもしくは違う切り口で
アプローチをしなければいけません。
「こんな事を考えています。
一緒に事業化しませんか?」
「(失礼ながら)〇〇だからだめなのでは」
「客観的に見て、△△が欠けているように感じます」
相手が、日頃気がついていない新たな視点に
靡(なび)いてくれれば、営業に繋がる第一歩として成功。
現役時代そして今も、私は相手が気づいていない
刺さる言葉を考え、お伝えするようにしています。
「社長、本来の仕事をしていませんね」
「貴方は、営業という仕事を正しく理解していません」
「管理者としての部下への想いが低すぎます」
敬意をこめて、言うべき時は言う。
貴方は、どんな「攻めの営業スタイル」を構築していきますか?
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。