経営力を高める為の営業再設計コラム ~ 明日の営業力を高める気づきをめざして ~
2020.03.01 第133回 年度末に〇〇的にみてほしい貴方の伸長度
━【 今回のテーマ 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
年度末に〇〇的にみてほしい貴方の伸長度
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「そろそろ年度末、一度自身の伸びしろ度を
見直してみたいです」
「いい事ですね。
成績だけではなく、その視点も大切
会社が決めた育成指南書の中で 最も大切なポイントは
どこと認識していますか?」
「やはりヒアリング力かな?」
「なるほど、それは何をもって
そ~言えるのですか?」
「…」
年度末は、数字に関する評価もありますが、
併せてご自身が成長したか否かを見直す機会です。
見直しのポイントはいくつかの商談を通じて
何が伸長したか?
そこを「客観的」に見てもらう事をお勧めしています。
潜在ニーズのヒアリングができた。
顧客の顧客を意識し、提案評価が向上した。
雑談で案件を頂ける機会が増えた。
ただ、これらは自己評価・自己満足で
終わってしまうケースが散見されます。
ここは、何をもって伸長したか?
第3者を交えて意見交換してみて下さい。
先日、ある営業マンとご自身の伸びしろについて
意見交換しました。
彼曰く、某社から受注はヒアリング力が向上した成果と
認識していました。
ただ、私は彼との会話の中から
その兆しを感じる事はできませんでした。
しかし、彼は伸長したと断言していました。
一方、別の営業マンは私との会話で
「課題の本質」という言葉が何度もでてきました。
彼が語る「本質」とは、面談者の真意に迫り
「それとなく懐に入る心」でした。
私は、経営という視点で
彼のヒアリング力向上を実感しました。
前者の彼は、ヒアリング力の向上から受注できた。
後者の彼は、ヒアリング力の向上とは経営課題の本質を探る。
自分で自分の力はわからないものです。(もちろん私も)
これらは、客観的な意見交換から初めて気づく事の方が多いのです。
貴殿は、この1年何が伸長しましたか?
そしてどのように振り返りますか?
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。