経営力を高める為の営業再設計コラム ~ 明日の営業力を高める気づきをめざして ~
2020.02.15 第132回 営業マンが好成績の時大切にすべき姿勢
━【 今回のテーマ 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
営業マンが好成績の時大切にすべき姿勢
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇━
「来週は上司と今期の評価面接です。
成績も125%ですので、、うふふ…」
「すごいですね。でも成績がよい時こそ
自分を見失わないようにしてね」
「大丈夫です」
「その顔は大丈夫ではないですね」
営業マンはとかく、目標を達成すると「ほっ」として
「俺は優秀だ!」と調子に乗ってしまいがちです。
かく言う私も現役時代は、まちがいなく
「ほっ」とする時がありました。(笑)
第96回のコラムで、評価面接の際には、評価だけでなく
成長目標について上司と一緒に考える事をご提言しました。
今回は、目標を達成した時の大切にすべき姿勢について
まとめてみました。
結論から申し上げますと
達成したからこそ「危機意識」を持つのです。
目標を達成できた最も大きな要因は何?
その要因で自身の何が伸長したか?
上司はそれをどのように評価してくれているのか?
もう40年も前の話になりますが、私の新人時代、
目標達成をした課長が、上司である部長から
他の社員に聞こえるように厳しく叱責されていました。
今では完全に「パワハラ」
部長言
「〇〇課長、目標が達成できたのは過去の先輩の資産で
達成できたことに気がついていない
それで浮かれていたから、大切な△△社を失注したのだ!
自分でとってきたつもりになるな!!」
課長は眼がしらを押さえながら、うつむいていました。
課長は可哀想と思ったものの
このシーンを見てから、私は目標達成した時こそ
顧客や自分を厳しく見つめる必要性を痛感しました。
そして、この事を部長は他のメンバーに
伝えたかったのだと思います。
稲盛和夫さんの名言集に、こんな言葉があります。
『常に楽天的であることは大事だが、 同時に危機感も忘れない人でありたい。 余裕が充分ある段階においても、 危機感を持ち必要な行動を起こすことが大切です』
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。