経営力を高める為の営業再設計コラム ~ 明日の営業力を高める気づきをめざして ~
2019.03.15 第110回 営業マンが考えるべき友人(人脈)づくり
━【 今回のテーマ 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
営業マンが考えるべき、友人(人脈)づくり
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇━
入社10年目、少し伸び悩み感のある営業マン
「見てください
今月はこれだけの人と名刺交換できました。
半分が役員クラスの方です!
異業種交流会に3回、参加しましたからね」
どうも、彼は肩書や名刺の枚数に満足しているようです。
確かに名刺交換をした枚数を、営業マンの
活動目標に設定している企業もあります。
企業の中には、若い営業マンには
名刺の枚数に限らず訪問件数やTELアポ等
量を競わせる傾向にあるのも事実です。
しかし、10年という経験なら、
量よりも質を大切にしてほしいと考えます。
その質の中でも、私が大切にしているある事を勧めています。
それは、
若い人から学ぶという姿勢です。
社会にでて企業に入ると、その文化や風土に身につけ
上司・部下という関係も自然にできてきます。
しかし、組織の枠を離れ一歩外にでると
交流会等でお話しをする際は、立場は同じです。
名刺をたくさんもらう事も大切ですが、
現実は、100人の方と名刺交換しても
ご縁が続くのはせいぜい1~2人。
それよりも、こういう場では若い人たちと 積極的に話しをするのです。
なぜならば、彼らの持っている感性や価値観を知る事が、
勉強になるからです。
自身が当たり前と思っているスピード感や価値観を
大きく変えてくれる機会になるからです。
特に新しい技術やビジネスモデルに対する知識は
明かに彼らの方が優れています。
日本人はどうしても自分の知っている人達で
連む傾向がありますので、交流会には、1人で参加し、
若い社員の目線にたって学ぶのです。
私も毎年、京都の某大学で教鞭をとっていますが、
グループで議論をしている中に飛び込んで、
彼らの感性を学ぶように努力しています。
貴殿は、若い人たちから学ぶという姿勢がありますか?
今回も、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。