経営力を高める為の営業再設計コラム ~ 明日の営業力を高める気づきをめざして ~
2018.09.15 第98回 スランプを克服するため大切なふたつのこと
━【 今回のテーマ 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
営業マンが、スランプを克服するために大切なふたつのこと
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「初オーダーおめでとうございます」
「ありがとうございます。
〇〇先輩のアドバイスのお陰です」
営業マンにとって初オーダーというのは
生涯忘れられないものです。
私も、営業部に配属され、
初めて書いた提案書(当時は手書き)で
受注できた感動は40年たった今でも忘れられません。
ここは勢いにのって、さらに次の受注と
言いたいところですが、そうはうまくいきません。
営業にはいつかスランプがやってきます。
このスランプを克服するために
受注お祝いの席で、現役営業マンに
いつもお話しする事があります。
それは
「強い意思と集中力を持ちつづける」です。
営業の世界には、スポーツと同様
勝つ(受注)こともあれば、負ける(失注)事もあります。
プロ野球を見ていますと、連勝でも連敗でも
勝ちグセ・負けグセがあります。
この勝ちグセを続ける為、営業マンは
「強い意思」を持たなければいけません。
今月は目標を達成できない。
しかし、千円でも売上げをあげる。
10対1で今日の試合は完全に負け、
でも明日につなぐ1点をとる。
この2つは同じ事象です。
もうひとつ勝ち続ける方法は
感性を磨き、直感を高める事です。
心理学にカラーバス効果という用語があります。
直訳すると色(カラー)を浴びる(バス)。
意味は「何か一つのことにフォーカス(意識)する事で、
それに関する情報(例えば案件)が無意識に自分に集まってくる」
という現象です。
これを営業活動にあてはめてみます。
集中力をもって周囲にアンテナを張っていると
案件に関する情報が自然と入ってきていることに気づく。
商談で雑談の内容を経済や社会に広げていくと
その中にはたくさんの商談ネタがあることに気づく。
目標達成という強い意思と集中力を持っていますと、
ビジネスに関する情報は集まってきます。
貴殿は、この2つを高める方策がありますか?
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。