経営力を高める為の営業再設計コラム ~ 明日の営業力を高める気づきをめざして ~

2018.05.15  第90回 営業マンが向き合うべき能力より大切なこと

━【 今回のテーマ 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

営業マンが向き合うべき自身の能力より大切なこと

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「うちの大学は関西の有名私学〇〇同立と

比べたら偏差値が低いのです。

就職戦線で見落とりしても仕方がありません」

 

私が講師を務める、京都の某大学で

就職活動に励む学生からの嘆きの一言です。

 

社会から見ても、大学は格付けされているのも

事実です。

 

営業マンに限らず、人間の能力というのは

様々な言葉で表現されます。

 

記憶力がいい、論理的で説得力がある

表現方法がうまい、先を読む力がある、等…

 

いずれも大切な事、

無いよりもあった方がいいに違いありません。

 

しかし私は、彼にこんな言葉を送りました。

 

それは、

「社会人になれば、能力が全てではない」

 

私が入社した会社は、外資系の上場会社でしたが

学閥や派閥はなく、実力が全ての世界でした。

 

新人時代を含めて、ご指導頂いた上司も、

失礼ながら有名大学を卒業した人はいません。

 

しかし、目標達成に向けた熱意と

その為の探求心・行動力には驚きました。

 

常に顧客の事や我々部下の事を考えていました。

 

京セラの創業者の稲盛和夫さんは

成果とは(能力)×(熱意)×(考え方)の掛け算と

言われています。

 

ここでの能力とは、頭がいいというだけではなく

健康や運動神経なども含み、天から与えられたものです。

 

人には生まれながらに持って生まれた能力に

差がある事は否めません。

 

しかし、成果はこの能力に

(熱意)と(考え方)が掛け合わされるのです。

 

能力だけで自分を卑下する理由は何もない。

 

それよりも、能力を補う熱意と考え方を

もつ事の方が重要なのです。

 

熱意は能力と異なり、自身の意識や努力で

高める事ができます。

 

考え方には前向きと後向きがあります。

前向き:積極的・建設的・革新的

後向き:消極的・保身的・批判的

 

いくら能力と熱意があっても、考え方が前向き(プラス)

に働かないと成果には結びつきません。

 

 

5月GWの週の日経新聞1面にあるシリーズ「生産性・考」にも

次のようなコメントがありました。

 

学力が高い国の生産性が高いとは限らない

 

どんなに立派な大学を卒業しても

社会人になれば、能力だけではない。

 

大切な事は、自分の能力に加えた熱意と

プラスの考え方を身につける事です。

 

貴殿は能力だけではなく、熱意とプラスの考え方を

高める意識がありますか?

 

今回も最後まで、読んでくださりありがとうございました。

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