商品のよさに溺れる怖さ

神戸市湊川にあるお店の開業支援に来ています。この界隈にはたくさんの商店街がありますが、兵庫県下で元気や商店街はこの界隈と水道筋商店街くらいではないでしょうか？今日はその中でエビをベースにしたテンプラや惣菜・サラダのお店の開業を考えておられる方へのご支援でした。前歴のキャリアもあり、近隣の競合になるお店をしっかりと調査をして、買った商品（例えばエビフライ）の長さを物差しで計り、差別化に向けての準備も周到でした。でも、ちょっと

違うような気がしました。
それは、商品についての話はとくとくと、じっくりとされるのですが
お店のターゲットと商品構成との関係や
経営という観点から見た数値計画の立案や
お店のコンセプトからみた商品品揃えや
この辺になると急に声のトーンが小さくなります。
どんなにいい商品でも
どんなに安い商品でも
顧客の視点で伝わらなければ、意味がありません。
今回のご支援ではこの辺をあえて厳しく言わせていただきました。
本人も納得はしてくださっていましたので、
次回お会いする日には、説得力のある表現を期待しています。